ペットを飼いたい!でもいくらかかるの?

子供が大きくなってくると、犬がほしいー!猫がほしいー!としきりにせがまれます。賃貸マンションから中古の戸建てになったので、その条件はクリアー。では、動物を飼うということがどういうことか、ちょっと考えてみます。

①お金がかかる
毎日のエサ代や、 避妊去勢・予防接種・飲み薬・ケアなど動物病院代
健康な状態で、一生で最低でも犬だと200万、猫だと100万くらいでしょうか。
大学の入学金くらいかかります。
毎月の固定費が、犬だとエサ代とフィラリア・ダニ・予防接種で平均1万円くらい、猫だとエサ代・ダニで平均5千くらいかかる感じです。室内だとペットシーツや猫砂がおむつ代のように毎月かかります。
生体の購入費や、ケージ、犬猫ならマイクロチップと避妊去勢と予防接種、魚なら水槽・ろ過装置など初期費用もばかになりません。
知り合いの犬は癌にかかり、治療に毎月7万かかってました。。。

②お世話を毎日
犬だと、毎日の散歩に排泄物の掃除など、体の大きさにもよりますが必要です。
グルーミングやシャンプー、爪切りなどの定期的なケアも必要です。
猫は室内飼なのでやはりたまには散歩にも連れていきます。
鳥やハムスターなどの小動物はエサやりと排泄物の掃除くらいで済みそうです。

③ニオイや毛がつく
これは必然でしょう。毛は、室内で飼う犬や猫の場合は大変。いくら短毛でも、抜けること抜けること。カーペットやソファのコロコロは必須です。洋服にもからんできます。
ニオイはどの動物でもキツイです。カブトムシでさえくさい。ニオイが出ないのは、フィルターを入れてきちんと飼った魚くらいでしょうか。

文句ばかり書いていますが、私は動物大好きです。実はめちゃ飼いたいです。ラブラドールの子犬なんて見たら連れて帰りたい衝動にかられます。
でも、やっぱりお金がかかるんです。飼うからにはきちんとした生活をさせないといけないし、病気になったらほっとくわけにはいかない。貯め時の今、犬はもうちょっとガマンします。

○犬猫の飼い方は10年前とは変わってきています。

・保険が増えた
以前は保険が無かったため、一度の診察で数万から数十万かかることが普通にありました。今は保険加入により、気軽に動物病院に行くことができます。ただし、毎月の掛け金が3,000~5,000円前後と、人間の保険並みにかかります。0歳から毎月4,000円×10年だと480,000円。健康な犬猫なら病院代だけでここまではかかりません。
そして窓口での自己負担がゼロになるわけではありませんので、まだまだ加入頭数が少ない分人間の保険よりはサービスが悪いです。しかし、バーニーズの癌、ダックスの椎間板ヘルニアなど、品種によっては遺伝病や体形の特徴によって起こりやすい病気があります。手術や投薬で数十万かかることを踏まえて加入しておくのは有りだと思います。

マイクロチップの導入
震災などで離ればなれになっても、体に埋め込まれたマイクロチップで飼い主や連絡先がわかります。1センチくらいの大きな注射で背中に埋め込むもので、費用は1,000円~くらいです。避妊去勢と一緒に、飼い始めには必ずしましょう。

猫は室内飼いの時代
以前は当たり前のように猫は外で放し飼いされていました。しかし病気をもらってきたり、交通事故にあったり、ケンカでけがをしたり猫を危険にさらします。さらに、被害者になる場合よりも、鳴き声がうるさかったり、庭先でフンをしたりと、加害者になっていることが多いです。「またあそこん家の猫が。。。」とご近所には絶対言われています。「外に出さないとかわいそう」は、間違いです。無責任な飼い主にならないようにしましょう。