インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンの時期がやってきました。毎年、家族全員打っています。
ワクチンを打ったからといってもかからないわけではないですが、重症化が心配です。

インフルエンザは大きく分類すると、A型:A(H1N1)亜型(2009年のパンデミックウイルス)とA(H3N2)亜型(香港型)、B型、C型があり、大流行するのはA型とB型です。
平成28年度のインフルエンザワクチンは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(A香港型)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4種類が含まれたワクチンです。
A型にもB型にも効くのですね。

重症化を防げ!

ワクチンでは、インフルエンザの発症(熱や症状がでること)を抑えることもある程度はできますが、大事なのは重症化を防いでくれることです
ワクチンを打ったのにインフルエンザかかったから効果がない、というのではなく、実はかかってから肺炎や脳症などになる重症化を防いでくれているのです。

※平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告では、65歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったとされています。また、近年、子供を中心に、急激に悪化する急性脳症が増加することが明らかとなっています。厚生労働省「インフルエンザ脳炎・脳症の臨床疫学的研究班」の調査によると、毎年50~200人のインフルエンザ脳症患者が報告されており、その約10~30%が死亡しているそうです。(厚生労働省HPより)

チメロサールについて
乳幼児や妊婦へのワクチンとして、防腐剤であるチメロサール(有機水銀化合物)を含まないチメロサールフリーのワクチンがあります。
チメロサールは水銀化合物であり、ワクチン接種により大量に体内に入ることが問題になりました。それを受けて、ワクチン内に含まれる量は減っています。
また過敏症(発熱、発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒等)の報告もあるため、その点は接種後に注意が必要です。
日本で乳幼児が受ける予防接種の中でチメロサールが含まれているのは
・インフルエンザ:3歳以上の1回の摂取量0.5ml中、0.0025㎎
・4種混合:1回の摂取量0.5ml中、0.0005㎎
・B型肝炎:1回の摂取量0.5ml中、0.005㎎
くらいです。微量ですので、気にしないほうが良いと思います。(^^♪

1歳未満のインフルエンザワクチン
接種は生後6か月からできますが、1歳未満ではワクチン接種の効果が見られないそうです。
先日もニュースで、慶応大学による4727人の調査で、インフルエンザのワクチンを接種しても、6〜11カ月の乳児と13〜15歳の中学生には発症防止効果がないとの研究成果が発表されていました。
我が家も四子はワクチンを接種できないので、まずは親と兄弟がワクチンを接種し、手洗いやうがいを徹底すること、部屋の湿度を上げること、流行時期は人ごみに行かないようにすることなど、できる対策をしていこうと思います。

我が家のインフルエンザ経験

私は三郎妊娠中に、一子と二郎と、3人で仲良くかかりました。
ワクチンは全員打っていました。
20年ぶりのインフルエンザ、きつかったです。
最初に子供2人がかかったので、私も予防のために産婦人科を受診し、予防用にリレンザをもらいました。結局、その日の夜に感染が発覚しましたが( ;∀;)
インフルエンザが胎児にうつる心配はありませんが、ママが高熱の状態は胎児に負担がかかります。
妊娠中にかかった場合は、すぐにかかりつけの産婦人科に電話をし、受診しましょう。

子供たちにはタミフルが処方されました。服用を嫌がるのですが、飲み切らないと効果が期待できません。
子供用は意外と甘くて飲みやすいです。
少量を水に溶かし、ストローでチュッと飲ませました。
かかりつけの先生によると、一子と二郎は毎年ワクチンを接種していて、実際にかかってもいるので、ワクチンは1回接種で良いそうです。
今年も全員でワクチン接種に行ってきますー!