夏も終わりかけですが、次男の日本脳炎の予防接種に行ってきました。通常は3歳で2回ですが、生後6か月から接種できるので四子も行ってきました。
い1回目を打って、抗体が上がったころにもう1回接種、更に1年後接種、また小学生で1回接種と、長いお付き合いになります。それだけ重大な病気なのです。
日本脳炎は蚊が媒介する病気で、豚が増幅動物となります。豚の中で増えたウイルスを蚊が媒介していきます。症状はざっと、数日間の高い発熱、頭痛、悪心、意識障害、強直や痙攣など。死亡率は20〜40%で、後遺症は45〜70%に残り、子供では、麻痺、精神発達遅滞、精神障害など、重度の障害が残ることが多いそう。髄膜脳炎はとんでもなくおそろしい。
日本脳炎ワクチンの副作用で急性散在性脳脊髄炎が見られたことがあってから、一時期ワクチンが勧められなくなりました。今はワクチンの精製法が変わったので重大な副作用の可能性はなくなったそうなので、打っていない人は接種をおすすめします。ワクチンを打っていない人が多くいるということは、日本脳炎が蔓延する可能性が高くなっているということです。疫学上、他人ごとではありません。
今年、県が行っている豚の日本脳炎ウイルスの抗体調査で抗体価が高くなり、日本脳炎の危険性が高まっているのだそうです。それはこわいので赤ちゃんも打ってきました。ここ数年は10月に入っても暑い日が続き、蚊は初冬まで飛んでいる印象です。
日本脳炎なんてもう無いのかな、と気にもしていませんでしたが、厚生労働省のHPをみると毎年感染者がでているんですね。数年前には、乳幼児の子が感染し、亡くなったそうです。子供は体温が高く、蚊にさされやすいので注意しないといけないです。先日のためしてガッテンで、足がくさいと刺されやすいみたいなことを言っていました。たしかに、足のくさい三郎は乳児の四子よりも圧倒的に刺されます。脱線しましたが、とにかく子供は蚊の集中攻撃を受けます。
たまたまニュースで知って、たまたま3歳をすぎた子いたから赤ちゃんも打ちましたが、赤ちゃんだけだったら気が付かなかったかも?特に小児科では言われないし、用紙には推奨は3歳と書いてあるし。情報って大事ですね。こんなに大事なことなんだから、もっと広まってもいいのに、と思いました。
接種で重大な副作用がでてしまうと、それが大きく報道されて、予防する目的の疾病の影が薄れてきてしまいます。副作用が怖いから打たない、というのは選択できません。
子宮頸がんワクチンだけは別です。男が媒介するのに、どうして女性がつらい目に合わなければいけないのか。男に自覚も知識もありません。
とにかく、よりよいワクチンを作る努力は欠かさないで欲しいです。